消化性のオリゴ糖

20種類以上あるオリゴ糖の中でも大腸まで分解されない難消化性オリゴ糖とは違い、逆に小腸で消化される小腸に影響を与えてくれるオリゴ糖もあります。1つは味噌、醤油、清酒、蜂蜜などの甘くてとろっとしたものに含まれているイソマルトオリゴ糖です。大腸までは届かず腸内環境に関しては難消化性のオリゴ糖より弱いと言われています。しかし小腸にある免疫細胞を刺激することで、免疫力を高める働きも最近言われているのです。

またもう一つは大豆に多く含まれる多種少糖類の総称である大豆オリゴ糖です。こちらも消化性のタイプですが、大豆タンパク質を利用した残りかすから抽出されるオリゴ糖です。さまざまなオリゴ糖より少しでも善玉菌の応援ができることでも知られています。また砂糖の甘さの70%で熱にも強く、カロリーは砂糖の約2分の1なので、ダイエット甘味料として使用されることの多いタイプのオリゴ糖です。

このように消化性のオリゴ糖も難消化性のオリゴ糖とは違った効果があり、それぞれ特徴があります。どれもバランスよく含まれたオリゴ糖商品や、目的にあったオリゴ糖を上手に利用した商品をわたしたちも上手に利用したいものです。特に消化性オリゴ糖だけでも、難消化性オリゴ糖だけでも偏ってしまうと、オリゴ糖の魅力が欠けてしまうこともあります。

オリゴ糖の種類

オリゴ糖には約20種類もあると言われています。小腸で消化されてしまうタイプと、大腸まで届いてしっかり働いてくれる難消化性のオリゴ糖の2つに分かれています。当然どちらも腸内環境を良くする働きはありますが、それぞれの個性があるのでバランス良く取ることが大切とも言えるのです。ここでは3種類の代表的なオリゴ糖をご紹介しましょう。

ラクトオリゴ糖はとても人気のあるオリゴ糖ですが、これは難消化性タイプです。食品としてはタマネギ、ニンニク、アスパラガス、ゴボウなどや蜂蜜などに少量含まれています。大腸の中の善玉菌の増殖を応援する働きがあり、便秘解消、血糖値が上がるのを抑える働きがあり、そのほかにも老化防止、ミネラル補充、動脈硬化予防などにも期待されています。

次にガラクトオリゴ糖ですが、これも人気のあるオリゴ糖で難消化性タイプです。これは母乳に多くふくまれているオリゴ糖です。ラクトオリゴ糖は植物性でしたが、このガラクトオリゴ糖は動物性のオリゴ糖ということになります。こちらも腸内の善玉菌の増殖をサポートし、腸内環境を改善してくれます。タンパク質の吸収をサポートし、脂肪燃焼を促進サポートという効果によってダイエットにもおすすめです。

他にも乳果オリゴ糖というものもあります。ラクトスクロースとも言われており、天然のサトウキビから抽出されるしょ糖と牛乳の乳糖を結合させたオリゴ糖となり、難消化性タイプです。やはり大腸内の善玉菌の増殖を応援します。カロリーも低く、そのわりに普通の砂糖の60~80%の甘さがあるので、ダイエットにもおすすめです。

オリゴ糖の魅力

オリゴ糖の魅力をまとめてみましょう。まず便秘解消として知られていますが、これは腸内の善玉菌の餌となるからです。つまり善玉菌と悪玉菌のせめぎ合いである腸内で、善玉菌の数が増えるためには悪玉菌の増殖を抑えることが必要となります。そのためには善玉菌の増殖が条件ですが、オリゴ糖はこの善玉菌の餌となって善玉菌をサポートするのです。そのために腸内の状態を良くしていきます。腸はすべての健康を司る、第二の脳ともいわれており、腸内の状態が良くなることは健康すべてに渡って良いことなのです。

参考資料|私の便秘は解消しました。
便秘との戦いの記録が掲載されているサイトです。

また特にコレステロール値の低下や中性脂肪の低下にも効果があり、それによってダイエットにも利用できます。また便秘が解消するだけでもダイエットや美肌にも影響があり、いろいろな面からこれらの効果が期待できるのです。また腸内には免疫細胞の多くが存在しているため、腸内環境が良い状態になれば免疫細胞も活性化していきます。そのためにアレルギー、アトピー、ニキビなどの予防、免疫力アップなどにも効果が期待されているのです。

また糖尿病の人にとっても改善のためにおすすめです。特にインスリンの感受性と糖代謝に深く関係しています。他にも骨密度の改善や貧血などにも是非おすすめ。このように毎日のオリゴ糖がさまざまな健康に期待できるのです。

オリゴ糖購入の注意

お腹にとても良い成分ということでオリゴ糖は、腸内環境のためにおすすめ成分です。しかしオリゴ糖を購入するときには注意したいこともいろいろあります。特にせっかく健康に良いものを摂取しているつもりなのに、実際には体に害のあるものを摂取してしまっていることも。こんなことにならないためにもオリゴ糖の購入について注意をすることが重要なのです。

オリゴ糖自体は善玉菌の餌となり、善玉菌の陰の応援団と言われており、副作用としては特にありません。しかしもちろん取りすぎれば便が緩くなるということもありますが、極端な場合であってほとんど副作用はありません。しかしオリゴ糖に添加物が含まれている場合は、副作用がないとは言い切れなくなります。

商品によっては酸化防止剤、酸味料、合成保存料、人工甘味料などが含まれているものもたくさんあります。またオリゴ糖と謳っていても、その内容を見るとしょ糖(いわゆる普通の砂糖)やブドウ糖などが多く含まれている商品もあるのです。これら糖質制限をしている人にとっても、また糖尿や高血圧、成人病などにとって取りすぎはとても危険な糖分です。

このようなオリゴ糖がたくさん出回っているのも現実で、質の高いオリゴ糖と一緒に考えることはとても危険となります。特にオリゴ糖は赤ちゃんからお年寄りまで摂取することができる成分です。だからこそ、その内容をしっかりチェックした商品を取ることが大切になります。オリゴ糖100%の商品を選ぶようにしたいものです。